【長期の積立投資】純資産残高の見方

以下は、あるファンドの基準価額(折れ線グラフ)と純資産残高(面グラフ)です。
気になるのは基準価額の良し悪しよりも、純資産残高の方です。基準価額に関わらず、順調に純資産残高が減っています。これは、このファンドの解約が多く、投資資金の流失が続いていることを暗示しています。
ファンドの解約が多いということは、ファンド内の資産、すなわち株式や債券等を売らなければならない、ということです・・・市場の動向に関わらず、です。
ですので、効率の良い運用ができず、運用(アセット)会社は「繰上げ償還」をしてしまう可能性もあるのです。繰上げ償還とは「ファンドの運用を止め、無くしてしまう」ことです。
長期の積立投資の最大のリスクは「繰上げ償還」と言っても過言ではありません。
長期の積立投資を行う上で、まず気にするべきは「純資産残高の動き」なのです。

このファンドの特色は、とても魅力的で、将来の見込みも大いに期待できるのですが。

株式会社fpANSWER(大泉稔1級FPライティング事務所)

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