【投資】新型窓口販売方式(新窓販)国債って、ナンだ?

 新窓販国債も、ある意味「個人向け」というか、「個人を買いやすくした」国債というところでしょうね。とはいっても、「5万円以上、5万円単位」での購入になりますし、満期までの間は「価格変動」があります。複利しない点は、個人向け国債を含め、利付債券に共通ですね。また満期まで待てば「額面」で投資したお金を返してもらえる点も、債券ならではの特徴ですね。(時々、例外もありますが、国債については「額面償還」ですので、例外はありません)。

 価格変動には、特に留意が必要です。
例えば、新窓販の10年満期の2025年4月国債の場合、額面100円に対し、販売価格は100円35銭です・・・どいうことでしょうか?この国債を「10万円分」買おうとする場合、100,350円が必要です。
(100,000円×100.35÷100=100,350円)。
「これって、買った瞬間に元本割れじゃないの?」。そうですね、100,350円で買って、満期時には額面、つまり100,000円で戻ってきますからね…いいえ、違います。満期までの間、利息を受け取れますからね。10年満期の2025年4月国債は額面100円に対し、1.4%(税引後 年1.115590%)の利率です。つまり、毎年1,115円の利息を受け取れます。利息が少ないなあと思った人は、購入額を増やすことになりますか…。なお債券ですのでNISAの対象外です。

 それにしても、今、物価の上昇率は2~3%台でしょうか?それに対し、さっきの国債の利率は1.4%。あきらかに物価に負けています。まあ、リスクを回避しつつ、何らかの金融所得を得たい、という人には良いかもしれません。既述の通り、国債の利子は複利しませんから、利子の有効な使い道も考えておいた方が良いでしょうね。利子で投資信託を買う、とか。

株式会社fpANSWER(大泉稔1級FPライティング事務所)

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