【投資】10年新型窓販国債の利率1.4%は魅力的??
5月販売の10年新型窓販国債(=新型窓口販売国債)の利率は固定1.4%です。これは魅力的な数字なのでしょうか?例えば、定期預金と比べた場合、10年固定や5年固定でも、なかなか無い利率でしょう。キャンペーン金利なら、あるかな…??
ところで、この10年の新型窓販国債ですが、購入する時は額面100円に対し、101円50銭の募集価格です。どういうことでしょうか?
この国債を、例えば、額面100万円分を買うことにしましょう。まず「1,015,000円の購入価格」です。そして、10年後の満期時には額面「1,000,000円が戻ってくる」という意味です。購入価格と満期時の差額だけを考えると「元本割れ」ですね。そこで、購入から、満期時までの間、もらえる利息だけを以て、利益を考えるのです。
その結果、利率1.4%に対して、さっきの「差額の元本割れ」を含めて、損益を計算すると、「年利回りは1.228%」ということになります。そして、さらに。利息は受け取りの都度、税金が差し引かれます。税金分まで計算した、「実質の年利回りは0.947%」ということになります…国債はNISA対象外ですから。
どうでしょう?10年新型窓販国債の利率1.4%は魅力的ですか?
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