【執筆】書きました⇒載りました銀行研修社が発行する『銀行実務」に寄稿しました。いわゆる専門誌ですので、なかなか…。金利上昇が見込まれる中での定期預金や個人向け国債、新型窓販国債の活かした方について書きました。銀行実務2025年5月号2025.05.28 09:23
セミナーのご案内です。 来たる、6月1日(日)に、ビジネス教育出版社主催のセミナーで講師を務めることになりました。タイトルは『投資初心者のためのNISAと投資信託の活かし方』です。 投資経験の浅い方やNISAを始めたばかりの方を対象に、NISA制度の振り返りを行い、併せて投資信託について考えます。 お申し込みは主催の株式会社ビジネス教育出版まで、お電話で。 株式会社ビジネス教育出版 03-3221-5361 以下、セミナーの概要です。主催:株式会社ビジネス教育出版講師:大泉稔 タイトル:投資初心者のためのNISAと投資信託の活かし方 開催日時:3月26日(水) 10:00~13:00 会 場 :ビジネス教育出版社 セミナールーム【地図はコチラをクリック】 東京都千代田区九段南4丁目7-13 アクセス:JR市ヶ谷駅から徒歩4分(JR総武線) メトロ市ヶ谷駅から徒歩4分(南北線・有楽町線) 都営市ヶ谷駅から徒歩2分(都営新宿線) 受講料 :5,500円(消費税込み)FPの方:金融3単位ご取得いただけます概 要 :1.NISA制度の振り返り 2.投資信託の基本 3.投資信託にできること ・積み立て投資 ・国際分散投資・為替ヘッジ ・コモディティへの投資 4.投資信託の留意点 5.ETFについて 6.REITについて お申し込みは主催の株式会社ビジネス教育出版まで、お電話で。株式会社ビジネス教育出版 03-3221-5361 2025.05.27 13:20
【投資】生命保険が本当に必要な人とは?お金は天国に持っていくことができません。そして、お金は使ってこそ価値があります。お金を使うことができるのは「生きている間」だけです。一方、被保険者本人は、生命保険金を受け取れません。ですので、生命保険が本当に必要な人とは「自身が生きている間にお金が余る…この余ったお金を確実に、次の世代に引き継ぎたい」という人です。「もし、私が死んだら、残された家族が経済的に困る」から、生命保険を契約するという人がいますが…そういう方は、生きている間に生命保険に費やすお金で、家族と素敵な思い出を作りましょう。そして、生命保険を契約する前に確認しましょう。国の年金制度の遺族年金、お勤めの方は会社の弔慰金制度、フリーの方は小規模企業共済制度などなど。2025.05.18 08:18
【投資】NEOバンク…利息とポイント、どちらがお得?NEOバンクを利用していると…利息は意外とフツ―ですね。ネットバンクらしからぬ…。その一方で、ポイント付与が充実していることがありますね。利息とポイント、どちらがお得でしょう。利息には20.315%の源泉税が引かれます。ポイントには、税金はありません。利息は複利しますが、ポイントは複利しません。利息は預金と共に預金保険の対象ですが、ポイントには保険制度はありませんね。利息には「期限」はありませんが、ポイントには「期限」が設けられている場合も…。さて、NEOバンク…利息とポイント、どちらがお得?2025.05.16 22:34
【投資】ネット銀行の高利率定期預金最近、ネット銀行の中で、1%に迫るような、高い利率の定期預金を見掛けることがあります。期間は1~3年。個人向け国債の一番、短いもので3年ですね。定期預金は利息が複利します。そして期間が短ければ、インフレの影響が少なくて済みます。数年後の使い道が決まったお金の運用先として望ましいかもしれませんね。ただし、入出金時の手数料や中途解約時の利率、そもそも中途解約が可能なのか否かなど、留意事項はしっかりと確認した方が良いでしょう…メインバンクと異なるなら、なおさら。2025.05.16 13:01
【投資】未経過利子…個人向け国債には無くて、新型窓販国債にはある個人向け国債には無くて、新型窓販国債にはある「未経過利子」というのがあります。以下、財務省サイトからの引用です。「経過利子」は、債券の取引に特徴的な慣行です。国債を購入された場合、第1回目の利払いとして6ヶ月分の利子をお支払いしますが、購入から第1回目の利払いまでの期間は必ずしも6ヶ月間だとは限りません。例えば、9月20日に第1回目の利払いがある債券を6月20日に購入した場合、第1回目の利払いまで3ヶ月間しかその債券で運用していなくても、利子は6ヶ月分が支払われます。このように、購入から第1回目の利払いまでの期間が6ヶ月に満たない場合には、6ヶ月分の利子の額を、実際の保有期間に見合ったものに調整する必要があります(調整しないと、利子の払い過ぎになってしまいます)。 そこで、国債を保有していなかった期間(6ヶ月のうち、実際の保有期間を超える期間)の利子に相当する額(=「経過利子」)を、国債の購入時に購入した相手方にお支払いいただくのです。つまり、「経過利子」とは、国債に投資された方が受け取られる第1回目の利子が、実際に国債を保有した期間に対応した金額になるよう調整するためにお支払いいただくものです。 なお、「経過利子」としてお支払いいただいた金額は、第1回目の利子に含めてお支払いすることになりますので、「経過利子」の払込みは、国債の購入者にとって不利益となるものではありません。2025.05.15 13:32
【投資】学資保険よりも、奨学金を利用したほうが良いのでは?学資保険は、しょせん保険に過ぎない。インフレに弱いのだ。教育費は最もインフレの傾向が強いと思っている。学資保険よりも貸与型奨学金を利用したほうが良い。なぜならば、「借りる」のは「お金」だから。くどいようだが、インフレの時代。つまり「借りた物」の価値が、「時間と共に下がり続ける」から。それに奨学金には「返済猶予」などの制度もあるし。自治体や企業などの支援を得られる場合もあります。2025.05.14 12:12
【投資】キャンペーン金利に気をつけて円でも外貨でも、キャンペーン金利があったりします。2000年ごろだったと思います。キャンペーン金利に乗せられて、外貨預金を組んだ人がいました。その外貨預金が元本を回復できたのは2021年ごろだったとか。ちなみにキャンペーン金利の期間は3か月でした。最悪のタイパですね。2025.05.12 22:14
【投資】個人向け国債…5月の利率財務省から、5月発売の個人向け国債の利率が発表されています。(いずれも税引前です)。☆10年変動…0.84%☆5年固定…0.83%☆3年固定…0.66%いずれも「4月発売」に比べると、知れッと「利下げ」していますね(笑)。10年変動の個人向け国債の利率は、半年ごとに見直されます。もし、今後、利上げを見込むなら検討の余地ありかも知れませんが…消費者物価指数は3%ですからね。2025.05.11 22:44
【投資】10年新型窓販国債の利率1.4%は魅力的??5月販売の10年新型窓販国債(=新型窓口販売国債)の利率は固定1.4%です。これは魅力的な数字なのでしょうか?例えば、定期預金と比べた場合、10年固定や5年固定でも、なかなか無い利率でしょう。キャンペーン金利なら、あるかな…?? ところで、この10年の新型窓販国債ですが、購入する時は額面100円に対し、101円50銭の募集価格です。どういうことでしょうか? この国債を、例えば、額面100万円分を買うことにしましょう。まず「1,015,000円の購入価格」です。そして、10年後の満期時には額面「1,000,000円が戻ってくる」という意味です。購入価格と満期時の差額だけを考えると「元本割れ」ですね。そこで、購入から、満期時までの間、もらえる利息だけを以て、利益を考えるのです。 その結果、利率1.4%に対して、さっきの「差額の元本割れ」を含めて、損益を計算すると、「年利回りは1.228%」ということになります。そして、さらに。利息は受け取りの都度、税金が差し引かれます。税金分まで計算した、「実質の年利回りは0.947%」ということになります…国債はNISA対象外ですから。 どうでしょう?10年新型窓販国債の利率1.4%は魅力的ですか?2025.05.10 23:28
【投資】外貨預金って、どうよ?外貨預金を扱っている金融機関があります。外貨預金は、必ずしも「円預金よりも高金利」とは限りません。為替変動による為替リスクがありますし、TTSとTTBもあります。TTSとは「円⇒外貨」にするときのレートです。はTTBとは「外貨⇒円」にするときのレートです。ちなみに、TTMもあります…インターネットやニュース等で報道されるときのレートです。TTS>TTM>TTBという関係です。なお、TTMは報道されるときの数字ですから、「金融機関による違い」はありません。しかし、TTSやTTBは、金融機関が独自に設定しています。ですので、金融機関が異なれば、TTSやTTBのレートが異なることもあり得ます。また同じ金融機関でも、通貨によってTTSやTTBが異なります。そして同じ金融機関&同じ通貨でも、チャネル(=ネットや窓口)によって異なることがあります。外貨預金を利用する場合、為替変動やTTSとTTBの差についても考慮しなくてはなりません。ちなみに、外貨預金は預金保険の対象外です。2025.05.10 05:39
【投資】定期預金の中途解約→普通預金の利率定期預金を、満期を待たずに解約した場合、「普通預金の利率」とされる場合があります。一律に「普通預金の利率」という金融機関もあれば、「中途解約利率と普通預金の利率を比べて、どちらか低い方」という金融機関もあります。定期預金は預け入れ期間が長いと利率が高くなるのが一般的です。しかし、長く預けておくつもりではあったものの、「満期を待たずに、お金が必要になった」とか、「もっと高利率な預金があった(=いわゆる預け替え)」等で、中途解約してしまう場合もあるでしょう。中途解約利率と普通預金の利率の、どちらが適用されるかは、知っておくと良いかもしれません。さて、昔、こんな人がいました。「どうしても、まとまったお金が必要になった。しかし、ここまで地道に貯めてきた定期預金を崩したくない」と仰る方は、何と、「必要なお金」をカードローンで賄ったのです。この定期預金の利率は(当時)0.02%、カードローンの貸出金利は14%…これは比べるまでも無いですよね。こういう判断は、いかがなものでしょうか?2025.05.08 23:12